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- ブライダルリング
浜松市
宝石の加工技術が進んでいなかった時代、カラーストーンの持つ自然そのものの美しい色こそが宝石の生命であり、魅力であったと考えられていました。今でもその色で人々を魅了し続けるカラーストーンの歴史と共に色についての豆知識を紹介します。
この記事を書いたスタッフ
JEWELRY MAGAZINE所属。長くブライダルジュエリーの販売に携わってきました。目まぐるしい時代の中でも、変わらないものを大切に販売してきました。その経験と想いを基に、お役に立てる情報をアップしていきます。
「S.MEGUMI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです。ほとんどの天然の宝石は地球の内部(主に地殻/マントル )で長い時間をかけて形成されます。 マグマの熱い熱気、非常に高い圧力、緩やかな冷却過程の中でカラーストーンが結晶化してできあがります。その過程で起こる小さな違いが、それぞれの持つ色の違いに影響すると言われています。
カラーストーンの特別な輝きは何か不思議な力があると信じられてきました。宝石の歴史は古く、紀元前から人々を魅了してきました。日本でも縄文時代から土器に宝石を埋め込むなど装飾品として使用されたり、奈良時代以降には中国から伝わった文化により水晶や翡翠などを多く扱うようになりました。世界中で富の象徴として権力者に愛されてきたカラーストーン、現代でも人々の心を魅了し続けています。
ほとんどの宝石の色は、その宝石固有の成分による自色性と呼ばれるものと、微量元素による他色性と呼ばれるものがあります。
鉱物の結晶構造に常に含まれる発色成分により発色している。
鉱物の主成分は無色だが、結晶の一部である微量の成分によって色が現れる。
■自色性
自色性のカラーストーンは、構成している成分の中に着色元素があるため、どの石も同じような色合いを期待できます。若干の個体差はありますが、見た目の色で何の宝石か大体分かるというイメージです。
■他色性
他色性のカラーストーンは、含まれる不純物の量が異なるため、それぞれの石の色合いが異なります。
■ペリドット
Fe(鉄)によるオリーブグリーン
■アルマンディンガーネット
Fe(鉄)によるレッド。
■ターコイズ
Cu(銅)によるスカイブルー
■ルビー
不純物であるCr(クロム)がレッドを発色
■ブルーサファイア
不純物であるFe(鉄)とTi(チタン)がブルーを発色
■エメラルド
不純物であるCr(クロム)がグリーンを発色
自色性のより他色性のカラーストーンが圧倒的に多い傾向にあります。また、何れも同じ化学元素でも結晶構造の違いにより、現れる色はまったく異なります。
カラーストーンの色の仕組みを知っておくと宝石を選ぶ際に、よりカラーの魅力に気付くことができのではないでしょうか。自分自身の好みの色を探すコツもつかめるはずです。これから出会うカラーストーンに自然のロマンを感じ取ってみて下さい。
「S.MEGUMI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです
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