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- ブライダルリング
浜松市
日本人女性の正装で真珠のネックレスが選ばれる理由。そこには文化的・歴史的な背景があります。今回はその理由についてご紹介いたします。
この記事を書いたスタッフ
JEWELRY MAGAZINE所属。長くブライダルジュエリーの販売に携わってきました。目まぐるしい時代の中でも、変わらないものを大切に販売してきました。その経験と想いを基に、お役に立てる情報をアップしていきます。
「S.MEGUMI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです。ダイヤモンドのようにキラキラとした輝きではなく、真珠は柔らかく奥行きのあるにじむ虚で品があるという日本の美徳とぴったり合致します。これは目立ちすぎない、謙虚で品があるという日本の美徳とぴったり合致しています。
日本では「自分だけが目立つこと」よりも、「場を調和させること」が大切にされます。真珠はその落ち着いた存在感で、周囲を不快にせず静かに美しさを添えることができます。
真珠は貝の中で生まれ、人の手をあまり加えずとも美しい宝石です。人工的・加工的な派手さではなく、自然から生まれた静かな美、それこそがわびさびの精神を象徴しています。
日本社会では形式や儀礼が重視されます。冠婚葬祭の場では、相手への敬意を装いで表現する文化が根強くあります。真珠はその控えめな美しさで、場の空気を乱さず、かつきちんと感を演出できる数少ない装飾品です。だからこそ「持っておくべき正装アイテム」として、女性の一生に一つは必要とされてきました。
明治時代末期、御木本幸吉が世界で初めて養殖真珠に成功しました。これにより、日本は世界有数の真珠輸出国となり、外貨獲得の重要産業となった時期もあります。現在でも、日本製のアコヤ真珠は今も高品質の代名詞として、国際的な評価を得ています。
真珠は涙の象徴ともされ、悲しみの場では哀悼の気持ちを表す装飾品とされています。同時に、母性・清純・成長の象徴として、成人式や結婚など人生の節目に贈られます。日本人の人生の中で祈りや想いを込めて持つ宝石という、精神的な意味合いも強いのです。
真珠は形だけの装飾品ではなく、日本文化を体現する象徴と言えるでしょう。日本人女性として、一生に寄り添う真珠のネックレスを1本持っておくと、どんなシーンでもあなたをそっと美しく引き立ててくれるでしょう。
「S.MEGUMI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです
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