シンプルで上品な結婚指輪ランキング2024 長く愛せるデザインを見つけよう
- ブライダルリング
浜松市
婚約指輪で主に用いられる宝石はダイヤモンドですが、そのダイヤモンドに類似したモアナサイトという人工石を婚約指輪として贈る方もいるようです。近年では天然ダイヤモンドと全く同じ環境の元、生成されるラボグロウンダイヤモンドも誕生しています。さて、ダイヤモンドに類似したモアサナイトとラボグロウンダイヤモンド、婚約指輪として選ぶならばどちらがよいのでしょうか?
この記事を書いたスタッフ
JEWELRY MAGAZINE所属。長くブライダルジュエリーの販売に携わってきました。目まぐるしい時代の中でも、変わらないものを大切に販売してきました。その経験と想いを基に、お役に立てる情報をアップしていきます。
「S.MEGUMI」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです。モアサナイトは1893年にアメリカのアリゾナ州北部に激突した隕石の中から発見された宝石です。発見者である科学者のヘンリーモアサンの名前からモアサナイトと名付けられました。モアサナイトはほとんど地球で上産出されることがなく、その希少性の高さからジュエリーとしての使用は禁止されてきましたが、モアサナイトを人工的に合成する研究が進められ、1998年ごろからジュエリーとして市場に流通するようになりました。日本での知名度はまだ高くはありませんが、欧米など海外では宝石として広く知られるようになり、その輝きの美しさから、婚約指輪に選ばれることも増えているようです。
モアサナイトは宝石の輝きを作り出す屈折率がダイヤモンドより高く、宝石の煌めきを表す分散率においてはダイヤモンドの2.5倍の値になります。また、ダイヤモンドに比べモアサナイトは虹色に輝きます。
ダイヤモンドと見た目がそっくりなその宝石は研究により、炭素からなるダイヤモンドとは異なり、炭化ケイ素という地球上にはなかった全く新しい結晶であることが明らかになっています。
モアサナイトの品質やグレードにより価格は異なりますが、同じグレードで比較した場合、天然ダイヤモンドの10分の1程度になるでしょう。
ラボグロウンとは、「研究所」を意味する「ラボ」と、「育つ」という意味の「グロウン」をかけ合わせた言葉で、ラボグロウンダイヤモンドは「研究所で作られたダイヤモンド」という意味を持ちます。テクノロジーの進化によって、天然のダイヤモンドと全く同じ成分・性質・構造をもち、同じ条件下で形成された本物のダイヤモンドです。そのため、世界的にも権威のある鑑定機関での鑑定書も発行されています。
ラボグロウンダイヤモンドは、研究所の中で天然ダイヤモンドと同じ地質環境を再現し、自然界よりも遥かに短い時間の中で形成されます。それでも天然ダイヤモンドと同じ構造を持ち、プロの鑑定士であっても、天然で生まれたダイヤモンドとの識別が難しいと言われています。人工的に作られたと聞くと偽物だと疑われてしまうことがありますが、決して偽物ではなく本物のダイヤモンドです。世界ではすでにダイヤモンド全体の50%強のシェアをラボグロウンダイヤモンドが占めています。
ラボグロウンダイヤモンドは、結晶の成長環境を人間が管理しているため、不純物を含まない純粋な結晶として成長させることが可能です。そのため、天然のダイヤモンドでは2%しか産出されない美しいダイヤモンドと同等の品質のものを作る事ができます。
天然ダイヤモンドと全く同じ化学的成分と特性をもつ本物のダイヤモンドでありながらも、価格は同じ品質の天然ダイヤモンドの3分の1以下です。
モアサナイト・ラボグロウンダイヤモンド、2つの宝石の共通点は、採掘を必要としないため地球に優しく、児童を含めた過酷な労働や紛争を生み出さないサスティナブルな選択肢として近年世界的に注目されています。
モアサナイトとラボグロウンダイヤモンド、それぞれの特徴を比べてどのように感じましたか。好みや価値観で選択肢は異なりますが、筆者の意見としては、一生物の婚約指輪としておすすめするのはやはり天然のダイヤモンドと同じ輝きを放つラボグロウンダイヤモンドです。エシカルでサテスナブル、そして天然ダイヤモンド同様の美しい輝きを放つ、新時代にあわせたダイヤモンドであると言えるでしょう。多様な価値観があふれる現代では、選択肢の一つとしてどちらも選ぶことができます。
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