真珠ネックレスの「無調色」と「調色の花珠」どちらを購入するべき？

アコヤ真珠

真珠は海の中で育てられた貝から生まれる宝石であり、ダイヤモンドなどの宝石とは違う魅力を持っています。そんな背景から「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれ、昔から女性のお守りとして珍重されてきました。主張しすぎず無垢で清らかな存在感は、年齢を問わず身に着けられる大人の女性が持つべき宝石とされています

花珠真珠

ホワイト系アコヤ真珠の中で最高品質の真珠に与えられた呼称です。本来は美しい真珠を指すものでしたが、1990年代から真珠の鑑定の判断基準として使われるようになりました。

花珠真珠＝上質とは限らない

昨今「花珠」という日本の真珠業界において大切な用語が、本来の意味からかけ離れた意味で使用されている状況があります。特に「花珠」というネームバリューを使って真珠を適正価格ではない金額で販売しているケースがあり、一概に「花珠真珠」=「最高品質」ではない事を認識する必要があります。

無調色真珠

無調色真珠とは、色を整える調色作業を行わなず真珠本来の色味や光沢、透明感を生かした真珠のことを指します。無調色真珠の魅力は、真珠そのものの内側から滲み出る美しい輝きです。また生き物から採取される宝石なため、外部から環境の影響により経年劣化してしまいますが、加工が加えられる調色真珠に比べ、無調色真珠は経年劣化に強く、永く美しい輝きを放ちます。

無調色真珠＝上質とは限らない

無調色真珠で注意しなければいけないことが、無調色＝良質ではないことです。無調色真珠とは調色の必要が無い、真珠本来の上質な輝きを放つ真珠です。その真珠が育つ環境は限られており、真珠職人の手間ひま・経験と技術、またじっくり育まれる養殖時間等の条件が不可欠です。無調色真珠というだけで高値で販売できることから、そのレベルに至らないものが無調色真珠として販売されているケースに注意が必要です。

上質な真珠を見分けるポイント

産地が明確

真珠を生み出すアコヤ貝はその繊細な生態から、生息出来る環境が整った海でしか生きることが出来ません。愛媛県にある宇和島の海は大きな川が流れていないことで不純物が少なく、内海の海水は外洋である黒潮が流れ込むため、日本有数の透明度を誇っています。またリアス式海岸の深い入江が穏やかな海面を保ち、自然豊かな環境が真珠養殖に最も適した環境を与えてくれます。宇和島真珠は日本国内で生産される真珠の4割を占め、No1の名産地となります。

越物真珠

真珠の養殖期間は真珠の品質に反映されます。養殖期間が長い分、その手間や母貝が感染症に侵され死んでしまうリスクも高まりますが、長い時間丁寧に育まれた真珠は、真珠層が厚くより美しい上質な真珠が産まれます。養殖期間が1年未満の真珠は当年物、1年以上かけられた真珠は越物と呼び、希少性が高い真珠の証です。

その目で見て美しいもの

①巻が厚い→真珠層の厚みがあるほど光沢する

②キズが少ない→通称えくぼ

③テリが良い→艶、照りがよく華やかなもの

真珠の産地や無調色・越物など上質な真珠が育てられる条件や知識を知った上で、実際に美しい真珠かどうかその目で確かめることが大切です。

浜松市真珠専門店

LUCIR-K BRIDAL浜松店

真珠はとてもデリケートな宝石です。その為購入を検討しているなら真珠専門店がおすすめです。浜松市でおすすめな専門店はLUCIR-K BRIDAL(ルシルケイブライダル)浜松です。本店であるルシルケイは静岡市にあり、宇和島産のナチュラルパールをメインに取り扱う、宝飾品全般を取り揃えた老舗の宝石店です。真珠専門店として専任のスタッフが直接仕入れに関わるほど強いこだわりをもっています。系列店である浜松店も同様、他店で購入した真珠のメンテナンス相談にも丁寧に対応してくれます。