「寒さ対策」と「日照時間」がカギ！冬婚でゲストに最高のおもてなしをする式場選び

結婚式といえば、春や秋の心地よいシーズンをイメージされる方が多いかもしれません。冬の結婚式いわゆる「冬婚」には、他の季節にはない、とっておきの魅力がある事をご存知でしょうか？特にガーデンを使用した他では出来ない演出など解説します。

この記事を書いたスタッフ

JEWELRY MAGAZINE所属。得意なものはジュエリーと食。ジュエリーはデザイン製作・宝石の仕入れも担当しプロから見た選ぶポイントをご紹介。本当に良いものを選ぶには教科書にも載っていないことが重要だったりします。心から満足できる事を追求し、情報をお届けします。

「MIHO ITO」はJEWELRY MAGAZINE本部のスタッフです。

ロマンチックな演出
冬の結婚式のメリット
過ごしやすい環境にするには
おすすめの会場は？

ロマンチックな演出

12月ならクリスマス、1月ならお正月など、季節のイベント感と結婚式が重なり、より華やかで特別感のある一日に。イルミネーションやキャンドルをふんだんに使った装飾も、冬の澄んだ空気の中で一層映えます。普段からも心が弾む季節柄、ふたりの結婚式も一層の盛り上がりを感じさせてくれるでしょう。

光の演出が映える

日没時間が早いため、キャンドル、イルミネーション、暖色系の照明などを効果的に使い、ロマンチックで幻想的な雰囲気を長時間楽しめます。

装飾のカラーコーディネート

赤や緑、ゴールドを使ったクリスマスカラーや、白、シルバーを使った雪のモチーフなど、他のシーズンにはない、ゴージャスで温かみのある装飾が楽しめます。

冬の結婚式のメリット

希望の日程が取りやすい

人気の式場や大安などの吉日でも、トップシーズンより予約が取りやすく、スケジュール調整のストレスが軽減されます。また年末年始の休日と重なり忙しい方や遠方の方もお誘いしやすい季節でもあります。

お料理が美味しい

夏の食材も魅力的なものがたくさんありますが、冬の季節は様々な食材が美味しい季節でもあります。豪華なお料理でも最も重要なものはやはり美味しいかどうか。寒さも相まって温かさも美味しさを感じやすいポイントになります。

ドレスのコーディネート

寒さ対策の一環でもありますがロングスリーブ（長袖）のドレスや、ファー、ケープ、手袋などの冬ならではのアイテムを取り入れた、クラシカルでエレガントな着こなしを楽しめます。暖かい会場内では軽やかなドレスも素敵です。

過ごしやすい環境にするには

これは冬に限らずですが、ゲストへの気配りに欠かせない過ごしやすい環境を作り上げることが大切。体調不良に陥りやすい季節だからこそ、おもてなしを心がけましょう。

徹底的な「防寒アイテム」の提供

寒さを我慢させるのではなく、快適に過ごせるよう温かさを提供することが最初の配慮です。受付や待合室で、すぐに使える状態のカイロを一人ひとりに配布したり、挙式や歓談スペースの座席に、十分な数の厚手のブランケットを常備するのも良いでしょう。色合いを会場の雰囲気に合わせると、おしゃれな装飾にもなります。ウェルカムドリンクとして、シャンパンだけでなく、ホットチョコレートやスパイスの効いたホットワイン（ノンアルコールも含む）など、身体の芯から温まるドリンクを用意するのもおすすめ。

寒さを感じさせない「空間と導線」の工夫

ガーデンエリアの要所要所に、電気ストーブやガスヒーターを設置し、暖房の効いた空間を作ってはいかがでしょうか。天候の変化や冷たい風を防ぐため、透明なテント（クリアテント）やパーゴラ（屋根付きの構造物）を活用し、寒さを和らげる工夫をしても良いでしょう。

挙式や演出の時間を極力短く設定します。特にガーデンでの人前式などは、ゲストの立ち時間が長くなりすぎないよう、スムーズな進行を心がけましょう。ガーデンで短時間の演出（ブーケトスなど）をおこなう場合、すぐに屋内の暖かい披露宴会場や待合室に戻れるよう、移動の導線を最短にするのがおすすめ。

事前の「情報提供」と「服装への配慮」

ゲストが自分で寒さ対策をできるよう、事前に情報を伝達しておくのが良いでしょう。招待状やウェブサイトで、「ガーデンでの演出があるため、防寒対策できる服装（ケープ、ショールなど）もご用意ください」といった一言を添えて伝えましょう。寒い中での長時間にわたるテーブルラウンドなどを避け、ゲストに積極的に動いてもらうゲーム形式の演出などを検討するのも一つの手です。