スキンケアの見直しで乾燥知らず！乾燥しない肌作りの第一歩

セラミドの役割

▢ 肌の水分を保持

セラミドは肌の角質細胞の隙間を満たし、肌の水分を保持する重要な役割があります。肌の角質細胞がレンガ状にキレイに並んだ状態が健康な肌であり、うるおいと透明感のある肌の源です。セラミドは角質細胞どうしをつなぐ、いわばセメントのような役割を果たしています。

▢  バリア機能が正常に働く

角質細胞間にセラミドが満ちた肌は、外部の刺激から肌を守るバリア機能が正常に働きます。紫外線や摩擦、空気や室内の乾燥といった外部の刺激から肌を守ってくれて肌トラブルが起きにくい肌になれるのです。

セラミドが不足する理由

▢ 加齢

加齢とともに生成されるセラミドの量は減少します。50代では20代の約半分程度まで減少すると言われています。主な理由がターンオーバーの乱れです。肌のターンオーバーは新しい細胞の生成と古い細胞の排出を繰り返し行うサイクルのことです。細胞と同時にセラミドの生成や排出もターンオーバーに沿って行われています。ターンオーバーが正常に行われることで肌の表面の角層は保湿機能やバリア機能を持ちます。

▢ 生活習慣の乱れ

ターンオーバーが乱れる原因は加齢だけではありません。紫外線や乾燥などの外部からのダメージや、食生活や質の低い睡眠の影響を受けて乱れる場合があります。そのため、年齢が若くてもターンオーバーが乱れる可能性は大いにありセラミドが不足してしまいます。結果、少しの刺激でも肌トラブルに発展しやすくなります。

▢ 間違ったスキンケア

クレンジングや洗顔時にゴシゴシこすることで摩擦が生じ、肌を傷付けるだけでなく、角層にある必要なセラミドまで洗い流してしまう可能性があります。優しくキメの細かい泡で丁寧に洗うようにしましょう。

セラミドが不足した肌状態とは？

▢ 乾燥小じわ

乾燥小ジワは乾燥によって角層の保水力が低下し、肌表面に細かいしわができてしまった状態のことです。この乾燥の原因のひとつが「セラミド不足」。角層のセラミドが減少すると角層が持つ「保湿機能」がはたらかず、肌の水分が奪われて乾燥し小ジワができやすい状態になってしまいます。

▢ 乾燥によるしみ

乾燥によるバリア機能低下でしみができやすい状態になります。セラミドが極度に不足するとレンガのように集積していた角質細胞の間に隙間ができ、バリア機能が低下します。そのような状態になると肌が過敏になり肌トラブルが起こりやすくなります。

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