夏の肌トラブルはなぜ起こる？ニキビ・肌荒れを防ぐ3つのポイント

夏の肌トラブル体験談

『元々ニキビができやすい肌質で、夏は特にべた付く感じがするのでスキンケアは重ね塗りを避けて化粧水と爽快感のあるミストだけで済ませています。それなのに皮脂でテカリが気になるし、ニキビも増えていく気がして。。。夏はいつも肌荒れで悩みます。(20代 女性)』

『夏は暑いのでエアコンが効いた部屋にいる時間も長いせいか、夏は冬よりも肌が乾燥する気がします。保湿を心掛けてはいますが汗と流れてしまってあまり浸透していないように感じます。ポツポツ毛穴も悩みの種です。(40代 女性)』

夏に肌荒れが起こる原因

▢ 紫外線の影響

紫外線は肌のターンオーバーのサイクルを乱します。ターンオーバーが乱れると保湿物質の産生が減少します。その結果、水分保持力が低下して肌の乾燥が進み、さらに角質層のバリア機能も低下して肌トラブルが起こりやすくなります。さらに紫外線は活性酸素を発生させます。活性酸素により酸化した皮脂は「過酸化脂質」に変化します。これは毛穴を詰まらせたり、ニキビの炎症を悪化させたりします。過酸化脂質は肌の細胞にダメージを与えるためかぶれなども引き起こします。

▢ 汗の放置

汗自体は弱酸性ですが、発汗量が多いと余分な汗が肌表面にとどまり弱アルカリ性に傾きます。すると皮膚表面の細菌の増殖を抑える働きが弱くなり、夏は肌が荒れやすくなります。

▢ 冷房による乾燥・冷え

冷房の効いた室内に対して屋外は高温多湿な日本の夏。激しい温度差・湿度差によって自律神経のバランスが乱れると、血行が悪くなりターンオーバーが乱れることがあります。また冷房による冷えや運動不足も血行不良を招く原因になります。血行不良は乾燥やバリア機能の低下にも繋がるので注意が必要です。

夏の肌荒れ対策とは？

ポイント①
紫外線対策をしっかり行う

肌へのダメージを防ぐために紫外線対策を徹底しましょう。日焼け止めだけでなく、日傘やサングラスなどで紫外線を防ぐことが大切です。また日焼け止めはUVA・UVBの両方をカットできるものを選ぶことが大切です。SPF値(UVA防止効果)だけでなくPA値(UVA防止効果)も確認することが重要です。

ポイント② 汗はこまめに拭きとる

汗を拭くときは肌をこすらないようにハンカチやタオルを押し当てて吸い取るのがポイントです。また汗を拭いて湿ったハンカチは雑菌が繁殖しやすいので要注意。ハンカチを複数枚用意するか、なるべく空気に触れるようカバンの上の方にしまうと良いでしょう。

ポインタ③ 洗顔しすぎない

1日に何度も洗顔すると、皮脂を必要以上に洗い流してしまいます。また角層も傷ついてカサつきや粉吹きが起こりやすくなるでしょう。そのため洗顔は1日2回までに留めることが大切です。朝のメイク前に洗顔して、夜のうちにかいた汗と皮脂汚れをを洗い流しましょう。その後保湿ケアをしっかり行うことが重要です。

より効果的に美肌を維持
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