ニキビはどうやったら治る？プロが教える5つのポイント

大人ニキビの特徴

大人ニキビとはおもに20歳を過ぎてからできるニキビのことを指します。頬やあご、首やフェイスラインにできやすいのが特徴です。大人ニキビは発生する原因が複雑で、ライフスタイルにも深く関係していると考えられています。そのためなかなか治りにくかったり、何度も同じところにできやすかったりすることが少なくありません。また、無意識に触って跡が残ってしまうケースもよくみられます。

ニキビができる原因

▢ 間違ったスキンケア

例えば、顔の皮脂や汚れを落とそうと肌をゴシゴシこすったり、必要以上に洗顔をしてしまったりすると肌にダメージを与えてしまいます。

▢ 生活習慣の乱れ

睡眠不足や夜更かしといった生活習慣の乱れもニキビが治らない要因になっている可能性があります。皮膚は眠っている間にダメージを修復して新しい皮膚を作っています。寝不足が続くと修復がうまくいかずターンオーバーにも悪影響を与えてしまいます。

▢ ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2週類が存在し、生理前後の肌荒れと大きく関わってきます。エストロゲンは主に美肌作用があります。一方でプロゲステロンは男性ホルモンに似た作用があり皮脂分泌を促します。これらのホルモンは常に変動していますが、生理前になるとプロゲステロンが増加して皮脂分泌が活発になりニキビができやすくなったり、毛穴が詰まりやすくなったりといった肌トラブルが起こります。

ニキビをできにくくするポイント

ポイント① : 洗浄

ニキビの発生原因である「毛穴の詰まり」を防ぐにはクレンジングや洗顔が大切です。余分な皮脂やメイクの洗い残しは毛穴を詰まらせる直接的な原因になります。また、気付かないうちに肌に付着しているホコリ、花粉などは刺激や炎症を引き起こしニキビ悪化の要因になりますので洗浄して清潔にする必要があります。

ポイント ② : 肌のターンオーバー
対策

ニキビを発生させる毛穴の詰まりを防ぐには、角質ケアで古い角質が溜まらないようにすることが大切です。健康的な肌では古い角質が定期的にはがれ落ちて、常に新しい角層へと入れ替わる「ターンオーバー」が起きています。ターンオーバーのサイクルが乱れると古い角質がはがれなくなって角質に厚みが生じて毛穴がふさがりやすくなったりニキビができやすくなったりします。定期的に低刺激のピーリングなどで角質ケアを行いましょう。

ポイント ③ : 保湿

肌が乾燥するとバリア機能の低下を招いて、紫外線や摩擦などの外部刺激で炎症を起こしやすくなるだけでなく、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を誘発させて「ニキビのできやすい肌状態」を招きます。化粧水や美容液などでうるおいを補給して健やかな肌をめざしましょう。

ポイント ④ : 紫外線対策

紫外線を浴びると活性酸素が発生してニキビを誘発させます。また紫外線から肌を守るためにメラニンが作られ、それが停滞してシミになる恐れもあります。日焼け止めや帽子や日傘などで紫外線から皮膚を守る習慣をつくりましょう。

ポイント ⑤ : 悩みのカバー

ニキビ肌への負担を考えるとメイクは控えるのがベターです。しかし、女性にとって肌を美しく見せることは身だしなみでもあります。ニキビ肌へのメイクのポイントは、ファンデーションだけでカバーすると厚塗りになりやすく、毛穴詰まりの原因となるため化粧下地をうまく活用して厚塗りにならないよう工夫しましょう。またニキビ跡などはコンシーラーなどでワンポイントでケアをすることもオススメです。

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