和風の結婚指輪を選ぶコツ。みんなはどう選んだ?
- ブライダルリング
静岡市
これまで多くの方が婚約指輪のダイヤモンドを選ぶ際、4Cと呼ばれる評価基準を基に選ばれてきました。しかし、ダイヤモンドは天然の鉱物であり、同じ4Cでもダイヤモンドにはそれぞれの個性があります。また、原石の状態によって輝き方も異なります。つまり、4Cだけでダイヤモンドを選ぶのは全てではないのです。近年では新しい品質基準が発表され、2024年大注目されています。
この記事を書いたスタッフ
ブライダルジュエリー店の店長をしながら、社内インフルエンサーとしてTikTokやYouTubeで「ペンを拾うお姉さん」として所作の動画を投稿中。TikTokライブではジュエリー紹介なども配信中。コンサル部門では、所作・マナー教育やwebライティングによるSEO対策、撮影指導などマルチに活躍。
「杉田 晴奈」はTIARA ティアラのスタッフです。目次
まず、ダイヤモンドを評価することを「鑑定」といいます。 宝石の中で唯一、ダイヤモンドだけが鑑定によって個々の特徴を分けられているのです。 そのダイヤモンドの希少性の価値を評価するのが4Cグレードという基準です。 Carat、Color、Clarity、Cutの4つの頭文字”C”を取って4Cと呼ばれ、研磨後のダイヤモンドの評価基準となっています。
このように、ダイヤモンドは現在、研磨後に4Cによって評価されていますが、研磨後のダイヤモンドが輝くためには原石の段階での見極めが重要になってきます。 例えば同じ料理でも食材の質によって味が異なるのと同様で、素材が良いと良いものが出来上がってきます。ダイヤモンド原石そのものの質が良いと4Cグレードに関わらず美しく輝くのです。
ダイヤモンドの原石は、SAWABLE(ソーヤブル)、MAKABLE(メイカブル)、NEAR GEM(ニアジェム)の3つのグレードに分類されます。
ダイヤモンドソー(のこぎり)を使って分割でき、宝石用のダイヤモンド原石の中で最も高品質なものがソーヤブルです。綺麗な正八面体の形をしており、透明度も非常に高く、宝石用のダイヤモンド原石の約20%を占めています。
「(ダイヤモンドを)作ることができる原石」という意味のメイカブル。 形状はごつごつしており、不定形のため原石の形に合わせたカットをどうしても必要となります。 ダイヤモンドの仕上がりが職人のカット技術に左右されやすく、宝石用ダイヤモンド原石の80%を占めています。多くのダイヤモンドはメイカブルから作られています。
工業用に利用されるダイヤモンド原石の品質に近いニアジェム。 透明度が低かったり黒い炭素の内包物が入っていたりするため、ブライダルリングや高価なジュエリーに用いられることはほとんどありません。表面の処理を行うことで、低価格帯のジュエリーに用いられることがあります。
パーフェクトラフは主にソーヤブル原石を使用しています。宝飾用に使うことができるダイヤモンド原石は産出されるダイヤモンド全体の約5%にあたり、その中でもソーヤブル原石は約15%しかありません。そしてそのソーヤブル原石の中でも約3%のダイヤモンド原石だけがPERFECT ROUGHの称号を与えられるのです。 PERFECT ROUGHは原石全体のわずか0.02%の奇跡。よって、PERFECT ROUGH(パーフェクトラフ)は、ソーヤブルの上に位置する原石の新しい等級ということです。
ラフダイヤモンドマスターは、ダイヤモンド鉱山やダイヤモンド原石、研磨済みのダイヤモンドまでダイヤモンドの全てを知り尽くしたマイスターです。 この天然ダイヤモンド原石を知り尽くしたラフダイヤモンドマスターが選ぶことで、PERFECT ROUGHの称号が与えられます。デビッド・ホロウィッツは、ラフダイヤモンドのスペシャリストであり、全てのラフダイヤモンドの選択別と、PERFECT ROUGHの品質を見極めるための厳密な評価を行っています。
最先端のテクノロジーと最高の研磨技術により原石の美しさを最大限に引き出すカット方法 PERFECT ROUGH CUT。このカット方法によってPERFECT ROUGHをカットし、様々な基準をクリアしたダイヤモンドをPERFECT ROUGH DIAMOND(パーフェクトラフダイヤモンド)といいます。
ダイヤモンドのカットの階級は最高グレードのExcellent(エクセレント) Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)、 Poor(プア)の5段階に分かれます。PERFECT ROUGH CUTは 最先端のテクノロジーと最高の研磨技術によってダイヤモンドの 美しさを最大限に引き出すカットで、Excellentの中でも特別な プロポーションのダイヤモンドのみに与えられる最上級の称号です。
PERFECT ROUGH CUTされたPERFECT ROUGHが、PERFECT ROUGH DIAMONDに認められるためには以下の基準をクリアしなければなりません。
パーフェクトラフは主に、カナダ、ボツアナ、レソト、南アフリカ、ナミビアの鉱山から産出されます。また、ラフダイヤモンドマスター デビッド・ホロウィッツのチームが厳選した原石には、ダイヤモンド関連のハイテク機材を開発製造する世界の企業SARINE社による証明がついてきます。 選んだダイヤモンドがどこの鉱山で採掘され、どのような原石であったか、そして原石から研磨に至る工程の画像やデータが記録されています。
PERFECT ROUGH CUTは、最先端のプロポーション測定システムによってプロポーションの基準を 厳密に設定されたカット方法です。全てのPERFECT ROUGH DIAMONDはこの厳密な基準に沿ってカットされています。 また、カットされたダイヤモンドは全て詳細にチェックされ、1点のダイヤモンドにつき889項目のデータが作成されます。このデータは半永久的に保管されダイヤモンドの同一性確認に使用します。
対称性に優れたダイヤモンドの場合、特殊な条件下でダイヤモンドを見た時に、パビリオン側(下部)に8つのハートのようなパターン、クラウン側 (上部)に8本のアロー(矢)のようなパターンが出現します。PERFECT ROUGH DIAMONDであるための基準の一つに、 このHeart&Cupid(ハート&キューピッド)を持っているかどうか、という点があります。
ダイヤモンドの輝きはブリリアンス,ファイア,スパークル,ライト・シンメトリーの4種類の要素に分けて計測します。4種類の輝きはそれぞれExceptional, Very High, High, Standard, Minimumの5段階で評価され、最終的に統合グレードとして1つの「輝きの評価」を示します。統合的に最高に輝くダイヤモンドに与えられるグレードが「Ultimate★★★」なのです。PERFECT ROUGH DIAMONDは Ultimate★★★の基準を満たしているものになります。
PERFECT ROUGH CUTの最大の特徴は、ロングスター と呼ばれる内反りです。通常の58面ダイヤモンドが正方形 を二つ重ねたようなデザインをしているのに対し PERFECT ROUGH DIAMONDはシャープで美しい星 のような見た目を持ちます。入射光を多く取り込み、上部にシャープで美しい輝きを返すPERFECT ROUGH DIAMONDは、他にはない究極の輝きを放ちます。
通常のプロポーションエクセレントに加えて、ポリッシュ(研磨後の表面の状態)、 シンメトリー(対称性)の3項目全てエクセレントの評価を得ているダイヤモンドが 「トリプル・エクセレント」になります。PERFECT ROUGH DIAMONDもこの基準を満たしたものになります。
宝石の中でダイヤモンドは「輝きを楽しむ唯一の宝石」です。希少価値の目安の4Cグレードと”ダイヤモンドの輝き”は必ずしも同じものではありません。4Cが高グレードでも輝くとは限らないということです。この究極の美しさを持つダイヤモンド原石PERFECT ROUGHは、新たなダイヤモンドの選び方となります。大切な方へ贈るダイヤモンドは、原石から選び抜いた”輝き”を基準に選んでみてはいかがでしょうか。
TIARAは国内・海外の婚約指輪・結婚指輪約40ブランドを取り揃えふたりの希望に合う品質や予算に合わせて選べるお店です。ダイヤモンドの種類も豊富で、今回ご紹介したパーフェクトラフのダイヤモンドをご用意しております。婚約指輪、プロポーズのことならTIARAへお任せください。
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